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DAKO-ON SHOPは桶胴太鼓の絵付けを専門とする和太鼓ビジュアルデザイン工房です。

TEL. 045-922-1677

〒246-0031 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷1-19-9

CONCEPTCONCEPT

メッセージ

AKIがデザインする桶の絵柄には様々な意味やメッセージが込められている。和太鼓の世界に芸術性を問いかけたい。衣装がデザインされるように、太鼓もデザインされてもよいのだろう。


いつの頃からか桶胴太鼓の胴に絵を描くようになった。もう何年描いているだろう。最近では打鼓音の桶に絵が描かれていない太鼓のほうが少ないくらいだ。私自身がデザインして様々なライブチラシや打鼓音グッズとしてこのデザインが発売されている。このデザインには深い意味があるが、私はその意味を人に伝えない。

 私の中で意味があるものとして想像されているものであるのだから、それで良い。見る人に感動を与え、興味を持ってもらえればそれで良い。

 いつも帰宅後一人になってから桶を描いている。気分にムラもある時だってあるが、今は気分的にものせるための準備をして描いている。桶を描くときにはジャズピアニストの上原ひろみさんの「Place to be」を聴きながらと決めている。8分のタームが何度も繰り返される。この曲でないと描けない。私の創造性が高まる音楽はきっとこの曲なんだろうと思う。もう何千回と聴いた曲ではあるが、いつか生でこの曲を聴いてみたいと思っている。
 ひとつの桶が完成するまでには
5日ほどかかるのがいつものペースとなっている。毎晩描くときは3時間から4時間描いてやめにしている。もちろん朝から描くときもある。集中力が続く限り描いている。描くために簡易式のプラスチックの使い捨てパレットがたくさん白い塗料が固まって、順番に溝を埋めていく。全部がふざがると捨てる。ペットボトルに水を貯めて筆洗い用にしている。ペットボトルの飲み口には白い塗料が固まっている。一本の筆は桶を3個描くまでもたない。だから同じ筆が鉛筆立てに何本も用意してある。やはり新しい筆は使いやすいし、思い通りの線が描きやすい。筆は表現するための大切な道具だから筆の毛先を下に向けて置くことはない。

 今日はいつもよりも気分よく集中して描けている。いつもと同じようにお気に入りの曲を聴きながら。創造性が膨らんで、どんなデザインにしていくのかを考えながら一本の線を描いている。

 単色で表現する2次元の世界で、色も不要な絵というのは珍しい。水墨画でも版画でもないからだ。この絵を描くまでは色に頼る作品ばかりだった自分だけに、確かな手応えを感じながら描けている。絵も変化する。太鼓が上手になっていくのと同じように絵も描けば描くほど上達していく。しかし、絵には初期に描かれたものに価値が高くつくことだってある。その時の時代背景や精神状態は大きく左右する。日本一を獲得した時に描かれていた桶は?などと考えたこともある。しかしながら自分には優勝と桶の絵は関係ない。絵を描く目的が違うからだ。ほとんどの桶が注文を受けて、その人をイメージしながら絵を描いているからだろう。

 無心になって筆を持ち、桶に向かう自分の姿はいつも変わらない。これからもそうだが、ひとつの作品に向かう姿勢はいつも同じなのだろう。

 だからせっかくの休みであっても自分の心が落ち着き、夢中になれる仕事とは違った自分がこの時間を有意義に活用している。

 これからもこだわりを持った桶を描き続けたい。


AKI’Sデザイン 沿革

2007年
桶胴にデザインを始める。初期作品3個制作。
2008年
桶胴デザイン受注製作開始。
2009年
AKIデザインTシャツ発売開始。
2010年
和太鼓コンテストでデザイン桶を使用。
2011年
AKIデザイン桶胴を使用して打鼓音teamが日本一に輝く。
2012年
年間20本以上の依頼がくる。
2013年
ホームページ開設。一般公開開始。

バナースペース

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