2章 目的及び事業 (定款より抜粋)

 (目的)

3条 この法人は、和太鼓を通じた教育福祉活動を軸とし、和太鼓教室・研修会・

セミナー・講演活動・演奏活動等の開催、運営等を行うことにより、健全な

る青少年の育成や高齢化社会におけるボランティア活動の認識と相互理解・

信頼の確保を図り、国民生活向上のためのまちづくりと社会の発展と日本の

伝統文化継承活動の活性化に寄与することを目的とする。

 (特定非営利活動の種類)

4条 この法人は、前条の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を

行う。

     (1) 社会教育の推進を図る活動

     (2) まちづくりの推進を図る活動

     (3) 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動

     (4) 子どもの健全育成を図る活動

 (事業)

5条 この法人は、第3条の目的を達成するため、次の特定非営利活動に係る事業を

行う。

(1)      日本伝統文化推進のための事業

(2)      地域社会における教育活動

具体的な実践活動について

構成員

理事会

理事長  金子  肇 (学校法人国際学園星槎中学高等学校 校長)

理事    廣崎 雅章 (海老名市無形文化財御太鼓師九代目)

理事    星 たまえ (日本舞踊藤間流 師範)

理事    渡邊 晃伸 (星槎中学高等学校教諭 日本太鼓連盟神奈川支部)

理事    猪股 二男 (若葉台打鼓音後援会)

理事    持田 麻美 (星槎国際高等学校教諭)

監事    中西 俊文 (税理士)

従業員  中山 嘉子  村山 亜紀  境 江里子  柴戸 歩 
       吉冨 恵美  好田 知佐子 中島 歩海 村山 佳菜子
       安村 聡理  秋本 顕    境 学  山路 隆晟

1 事業実施の概要

 

 今年度活動方針として事業は、和太鼓を通じた教育福祉活動を基本とし、主に横浜市内での
和太鼓教室・演奏活動を軸とし、健全なる青少年の育成や高齢化社会におけるボランティア活
動を主に展開することとする。 また、国民生活向上のためのまちづくりと社会の発展と日本の
伝統文化継承活動の活性化を将来的な目標とするための足がかりをつくる。

 

2 事業の実施に関する事業

(1) 特定非営利活動に係る事業

@ 日本伝統文化推進関する事業

ア 和太鼓演奏事業

・内   容 地域や学校などのイベントや芸術鑑賞での演奏を実施した。

・日   時 通年

・場   所 神奈川県 茨城県 埼玉県

・従事者人員 一回約10人 延べ800人

・対 象 者 不特定多数

     イ 和太鼓教室事業

・内   容 子供から大人まで興味を持った人が学べる太鼓教室を開設・運営した。

・日   時 通年 

     ・場   所 神奈川県内 

・従事者人員 1回約4人 

・対 象 者 神奈川県在住の者 約200名

ウ 和太鼓関連用品の作成教室に関する事業

・内   容 和太鼓演奏に必要な用具の制作方法を学ぶワークショップを実施した。 

・日   時 通年 

     ・場   所 主たる事務所・神奈川県内会場 

     ・従事者人員 2人

     ・対 象 者 不特定多数の者 

A 地域社会における教育活動に関する事業

  ア 和太鼓を通じた教育活動事業

・内   容 教育機関での和太鼓・及び和楽器の学習内容を展開・運営した。 

・日   時 通年 

     ・場   所 関東圏内保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・社会福祉施設 

     ・従事者人員 4人

     ・対 象 者 関東県内教育施設に在籍している児童生徒又は職員 延べ約5000人

        イ 自然体験教室に関するイベント事業に関する運営事業

・内   容 教育機関での学習内容を実施した。 

・日   時 年2回 8月

     ・場   所 関東圏 宿泊施設

     ・従事者人員 10人

     ・対 象 者 不特定多数 延べ約50人

        ウ 各種展示発表会研修活動の企画・立案・構成・運営事業

・内   容 研修成果の発表会や職員の研修活動として実施した。 

・日   時 年1回 3月

・場   所 神奈川県 公演会場

     ・従事者人員 30人

     ・対 象 者 不特定多数の参加希望者 延べ約200人
     
     ・後援申請 神奈川県 横浜市 教育委員会 各行政に実施



エ 映像・写真記録に関する事業

・内   容 演奏活動等に伴う記録撮影や編集事業を実施した。 

・日   時 通年 

     ・場   所 主たる事務所・又は公演開催場所 

     ・従事者人員 2人

     ・対 象 者 不特定多数の者

    

1 趣旨の必要性

伝統文化(和太鼓を中心とした)の継承と教育的効用

 日本の伝統楽器に触れる機会がほとんどない今日に、学習指導要領の改訂が行われ日本の伝統音楽の指導を小・中学校の音楽教育で実施しなくてはなりません。しかしほとんどの教育機関において指導者や備品等の問題で実施できないような状況にあります。しかし諸問題を抱える青少年や幼児期の子供たちには、日本のよき伝統文化である和太鼓などの文化に触れることは人間性の育成においてとても日本人としての必要なことを学ぶことができます。  また近年小・中・高では不登校の問題や人間関係の問題など様々な問題をかかえ、苦しんでいる子供たちが多くなってきています。この世代は、日本の伝統文化に触れる機会に恵まれない環境で育ちました。また、外来音楽だけでなく外来様式、ゲーム世代の中で育った子供たちや若者たちが子育てや人間関係を形成しています。

 このような和太鼓を始めとする伝統文化の継承は人々の心を豊かにし、失われつつある人間性の復活や自信など多くの人間性向上作用が働いている。また地域住民との関わりや地域の活性化など多くの効用が期待できる。その中でも特に大切なのが学校教育における和太鼓などの伝統文化の継承である。様々な問題を抱えた子供たちに目標や夢中になって取り組める日本人が持つ文化を普及し、問題解決能力や自信回復に結びつけたい。

NPO法人としての打鼓音